知的障害を持つと言われる人は、現在日本で60万人以上もいます。彼らは社会の中で自立して暮らすことが難しいと言われてきました。そのため、多くの人が親元や入所施設で暮らすことを強いられています。しかし、それは彼らの本当の思いなのでしょうか?
大阪のとある街に、施設や親元から離れ自立している人たちがいます。彼ら彼女らはどんな日々を送っているのでしょうか? それぞれの物語が始まります。
知的障害を持つ人でも、「自分で決め、普通に暮らすことができる」その難しい課題に長く取り組んでいる人たちがいます。そこには「障害者も一人の人間」という強い思いがありました。「知的障害を持つ人が自立して地域で暮らす」その実現に挑んでいる人たちの日々を、この映画は見つめています。